ねずみ辛味大根の生育に当たって、特に注意すべき事は何でしょうか。
この品種は地大根の一種で昔から長野市の南東部の坂城町周辺で作られていた地方品種です。そのため、春蒔きをしても、塔立ちして開花しないように、選抜・交配などがされていないため、低温にあいますと塔立ちして開花してしまいます。
一番作りやすい播種時期は、夏の盛りを通り越した後、長野では8月下旬~9月上旬の季節になります。
雨が降りそうな天気の前に播種して、雨が降れば、発芽が揃います。混んできたら間引き、株間15cm畝間40cm位(1株当たりの面積を500~600cm2)にするといいです。
収穫は、霜に数回会わせてからにすると、植物体が凍らないように糖分を高めますので、辛いだけでなく甘みも多く含んだ大根になります。