ダッタンそば(韃靼蕎麦)

■特性
●開花の時期は、普通のそばより遅くなります。実の大きさは普通のそばとほとんど同じですが、実が落ちやすい性質を持っています。
●ダッタンそばは、ルチンが、普通のそばの80～100倍ふくまれています。そば粉は黄色い色をしていて苦みがありますが、普通のそば粉に比べタンパク質が多く含まれています。(普通のそば粉は12～15%、ダッタンそば粉は18%)
●とくに新芽(スプラウト)の状態で収穫されたものが、ルチンが一番多く含まれています。

■栽培法
●100円種子1袋で2.5㎡位の面積に使用する。1dlで12㎡、1リットルで1.2aの面積に使う量になります。
●ダッタンそばは、種まきから収穫まで100日必要ですので、初霜の日から逆算して、種を蒔くようにします。
(例　初霜が11月上旬の場合、100日前の7月下旬に種まきをする。)
●花壇や畑にタネをばらまき、2～5cmの土をかぶせてください。タネまき後に水を少なめに与え、それ以後、水やりや農薬散布、肥料の必要はほとんどありません。
●そばは水に弱い植物で、土は乾燥気味が適しています。収穫、精選、製粉、製麺は、普通のそばと同じ方法で行えます。

■スプラウトとしての栽培法
●自作容器→500mlペットボトルを半分に切り、下半分の底にティッシュペーパーを4つ折りにして入れ、種を1/5(3ml)蒔き、水を湿らす。
●冬は、ある程度成長するまで、お風呂の残り湯に浮かべておくとよい。