地大根の空洞症、す入りについて

◆先日諏訪の方に行ったとき貴社の赤口地大根種購入、本日収穫しました。
私どもは同県大町市に在住しています。まだまだ初心者家庭菜園をしている私どもです。
土から大根が10センチ以上出ているものだけを収穫。
２本ほど切ってみたところ大根の途中から
中央が茶色くすが入っていました。
味は辛味もあって美味しい大根です。
収穫する時期が遅かったのか原因は何なのか未熟の私どもにはわかりません。
姿は綺麗な大根です。何かアドバイスがあればお教えください！
よろしくお願いいたします。次回植え付けの参考にさせていただきます。

赤口地大根を購入してくださったとのこと、「小田切赤首地大根」でしょうか？
大根の中央に、空洞、または変色した部分が入っていたということと思いますが、
空洞症、または「す入り」という大根の生理現象になります。
以下、原因と思われることを記します。
播種後の、高温による急な成育、干ばつによる水分不足で生じる根の内部の生育不良、窒素肥料の過剰による生育バランスの不良、また低温による生育の停滞等、大根の生育のバランスが崩れる時に発生すると思われます。
今年は、9月中旬までは夏の天候だったので、特にその発生が懸念されます。
地大根類の収穫は、１、２度､霜に合わせてから収穫すると(凍結から身を守るために糖分を作って蓄積するため)、甘味も増しおいしくなるので、霜が降りる日から逆算して70日位前に蒔くのが、高温干ばつにより遭わせないようにするための日程になるかと思います。