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何か植え付けのアドバイスあれば教えて欲しい。

何か植え付けのアドバイスあれば教えて欲しい。(7/9)

夏場に播種する品目については、なかなか育苗管理が難しいので、当社で心がけている点を申し上げて、参考にしていただければと思います。
まず、播種床ですが、夏の乾燥で地面の中まで乾いてしまっていることが多く、十分水をくれたつもりでも、底までしみこんでないということが多くあります。地面蒔きであれば、一週間前くらいから十分水をくれて、シートをかけておき、ぬれた状態で土を保つようにします。ポット蒔きであれば、前日までにやっておきます。
それをやっておかないと、種を蒔いたあと、すぐ土が乾いてしまって発芽しかけの種が焼け死んでしまい、また、水を多くくれると、立ち枯れ病等の病気が出やすくなります。

次に、地面蒔きであれば、播種溝を切って、地面よりやや低い位置に種を蒔き、土を少し被せて板の横の部分などで鎮圧し、その上にワラ等で日よけをします。
または、播種床全体に遮光ネット(50~65%遮光)をかけます(トンネルにする)。播種後、水をたっぷりめにやり、以降、本葉が出始めるまでは、種の位置の土が乾かないように、晴れる日であれば朝水をやり、曇りの日で、夕方まで土が乾きそうでなければ、やらなくて良いかもしれません。
逆に大雨が降るようであれば、ビニールのトンネルで雨よけをします。

特に、大根は、苗床ではなく、畑に直接蒔く場合が殆どですので、播種したあとの雨の量が大きく影響します。
最悪のパターンは、土が乾いている場所に蒔き、雨が中途半端にあった場合です。
種が芽を出し始めて、それで焼け死んでしまうことになります。

その場合は、本葉が出るまでは、地面を乾かさないように水をくれ続ける必要があります。
ですから、大根の播種のベストタイミングは、しっかりと雨が降りそうな直前に種を蒔くことです。
一番作りやすい播種時期は、夏の盛りを通り越した後、長野では8月下旬~9月上旬の季節になります。
混んできたら間引き、株間15cm畝間40cm位(1株当たりの面積を500~600cm2)にするといいです。

人参は好光性種子で、光が入らない場所に蒔かれると、休眠に入ってしまうことがあります。
そのため、深蒔きはだめで、種の背中が見える位が良いと言われます。

しかし、浅蒔きにした場合、発芽しかけの時に、太陽に照られて、焼け死んでしまう危険性が高まります。
それで、以下のような方法で種を蒔かれることをお勧めします。
苗床は、堆肥、苦土石灰等をまいて耕しておき、土を少し盛り上げて、1.2m幅位の畝を作り、乾いていたら水をやってあらかじめ全体を湿らせておき、乾かないようにシートなどをかぶせておきます。

そこに、角材などの角を押しつけて、V字型に深さ2cm位の溝を20cm間隔で作り、底に種を1、2cm間隔位に並べて、種がわずか見える程度の土をかけ、同じ角材の角で再度鎮圧します。
その上から水をしっかりくれて、その溝に、乾燥防止のため、わらなどを薄く並べて遮光してあげます。または、畝全体に遮光ネットをかぶせます。

発芽するまで、土が乾かないように、水分管理をします。
1週間位で、芽が出そろってきたら、わら等の遮光資材を外してあげます。
ある程度、苗が大きくなるまでは、溝の地面が乾かないように、水分管理をしてあげます。
苗が混み合ってきたら、順に間引きをし、最終的に5~10cm間隔にします。

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