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肥料に塩分を混ぜて与えると甘いトマトが出来ると聞きましたが分量が分かりません?

自宅で菜園をやっています。
「f1こくあじトマト」の種を、弊社から取り寄せました。
これから種をまいて、苗から育てたいと思っています。
特に注意することがあったら教えて頂きたいです。
これまでは苗を購入して作っていました。
それから高知県の農家が行っている方法に、肥料に塩分を混ぜて与えると甘いトマトが出来ると聞きましたが、この品種ではどうなんでしょうか?
やってもいいのか?「醤油カラ」を考えていますが、分量が分かりません?
これも分かったら教えてください。

果菜類を種から育てる場合の一般的な注意事項としては、発芽するまでの温度管理を20~30℃の間に保つということ、特に20℃以下、35℃以上にしないことです。
それと、酸素が必要なので、水浸しのように水をやらないことです。

トマトの塩栽培については、品種の問題ではなく、栽培の問題になると思います。
一般に海岸地帯の作物で、塩水がかぶって塩害の被害が出ます。それを利用したような栽培方法なので、塩分の濃度管理が重要になります。
植物は、根から水を吸うために、根の内部の樹液濃度を高めることによって、浸透圧で根の外側の水を中に取り込みます。
海水が流入すると根の外側の塩類濃度が高くなり、根から水が吸えなくなって枯れてしまいます。

ちょうど、ナメクジに塩をかけるのと同じ現象で、根元に化成肥料を与えたり、植え穴に化成肥料を入れてその上に苗を植えて枯れてしまったという現象も同じです。
その現象を利用し、枯れない程度の塩分を与えて、植物の水分吸収を抑え、甘くするという技術ですが、弊害が色々とあります。
まず、木の成長が抑えられ、実の肥大が抑えられるので、収量が減り果が小さくなります。

また、水が吸えないので、必要なカルシウムが吸えなくなって尻腐れが出やすくなり、裂果し、葉先が枯れたりという現象が起こります。
また、植物が塩分を吸収するわけではないので、その塩類は畑に残ってしまいます。
与える塩分濃度とすると、海水を10倍に薄めた濃さで、1リットルの水に3~4gの塩を混ぜる濃さでかん水するということになります。
最初から与えてしまうと、木が成長しないので、果が肥大する時期から与えることになります。
路地で自然の雨で栽培されるのであれば、ある程度の量を表面に撒いておいて、自然に浸透するのを待つのでよろしいのではないでしょうか。
10mmの雨が降れば、1本当たりに降る雨の量(畝間1m株間50cmの場合)は5リットルですので、塩の量で1本当たり15~20gが限度という所でしょうか。

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