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販売している種子は、種子消毒されているのでしょうか?

今日、農業関係の書籍を読んでいたところ、気になる記事を発見致しました。
「種子消毒」とあり、50度で1日、70度で3日程度の湯に漬ける消毒を行うなどと書かれていました。種子の消毒を行うと発芽しない場合があるので注意が必要であり、消毒済みの種子を販売しているので、気になる場合は、消毒済みの種子を購入する。とあります。
種子消毒されているのでしょうか?

今まで、種子の消毒については、無関心で、そのままの種子を播種してきましたが、田圃での病気の蔓延を考える時、虫が媒介するが、一番の原因だと考えていましたが、その次に、肥料・農機具に病原菌そのものがいる、種子自体が感染している、などが考えられ、田圃に病原菌を持ち込まないが、予防策として有効だと考えるに至りました。
現在、家庭菜園では、きゆうりのうどん粉病が蔓延した為、全てのきゆうりを処分し、土壌消毒を考えています。
この場合に有効な方法があれば、ご教授頂きたいと思っています。

種子消毒については、種子に付着する菌によって、生育が阻害される場合にすることになります。
当社で生産している種子につきましては種子消毒はしておりません。

また、当社が販売する種子については、種子消毒してある場合は、HPに表示してありますが、通常は発芽初期に発生する病気を抑えるための薬剤になります。
ウドンコ病やベト病のように、作物全体に蔓延する病気は、種子から感染するのではなく、土壌からと周辺の植物から空気感染や飛沫感染します。ですから、種子消毒をしても、また、たとえ土壌消毒しても、それによって抑えることは難しいと思います。黒星病などは、資材をホルマリンをかけてビニールで包んでおくというような消毒方法は有効です。

また、土壌消毒の欠点は、優良微生物も殺してしまうことで、その無菌状態の所に悪い菌が真っ先に広がってしまうということもあります。かえって、優良微生物で、病原菌を抑えるということの方が、有効なことがあります。
お湯で消毒するというのは、短時間でないと種子を殺してしまう可能性が高く、危険だと思います。高温をかけるなら、水分をなくして感熱殺菌方式の方がよいと思います。

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