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枝豆の栽培

◆貴社で購入した早生白鳥、黑エダマメが写真のように、早生白鳥はサヤはかなり付いたのですが、中の実が成長してなくて黒ずんでいて、茹でても柔らかくなりませんでした。
黑エダマメは茎も太く、葉も青々したので期待してましたが、小さい花がチラホラ咲いたのにサヤが付きませんでした。
それぞれの理由と、来年の生産に向け何をしたらいいかご教示頂きたいです。

枝豆の栽培は、以外と難しく、ベテランでも天候によってうまくいかないことがあります。
原因は、枝豆のページに載せてある、プロ向けの栽培指針という文章の理由という所をまず、読んで頂ければと思います。
簡単に言うと、地表近くの地面の中に、窒素分が少ないこと、酸素と水分が適度に存在することの3条件が必要ということになります。
普通に窒素肥料を振りまいてしまうと、木と葉は大きく茂っても、根粒菌が働かないため、実は膨らみません。
干ばつで水がなくてもだめ、雨が降りすぎて根粒菌の周辺の酸素が不足してもだめです。
対策としては、窒素肥料の20cm深層施肥、雨よけと水分の適度保持のためにマルチ栽培をすること、干ばつ時は灌水をするということになります。
白鳥は早生ですが、黒枝豆は晩生なので、開花したということは、これから実が付いてくると思われますので、9月まで待って様子を見て頂ければと思います。

※プロ向けの栽培指針
■秘訣
●窒素肥料は、地表面には施さず、畝下20cmの深さに溝を掘り、そこにすべての窒素肥料を投入します。その場合、通常の肥料設計より、多めに施して大丈夫です。
●窒素以外の肥料は、全面施肥でかまいません。
■理由
●マメ科の植物に共通しますが、根粒細菌で作ったタンパク質(アミノ酸)が豆に蓄えられますので、豆をふくらませるには、いかに根粒細菌にタンパク質を作ってもらえるかにかかっています。しかし、根粒細菌は、窒素肥料の多い所では、その働きを停止してしまいます。根粒細菌は、酸素を多く必要としますので、地表面近くに多く存在します。それゆえ、地表面近くに窒素肥料を与えてはいけません。根粒細菌が、タンパク質を作るには、酸素、水、葉で作ったブドウ糖を多く必要とします。従って、豆の肥大期には、この3つを十分供給する必要があります。葉で作ったブドウ糖の75%は根粒細菌の餌となるので、そのためには葉を作ることが重要で、そのために窒素を深層施肥します。豆の肥大期には、干魃による水不足を防ぎ、多雨による酸素欠乏を防ぐ対策が必要です。

上記の返信

ご教示ありがとうございます!
豆類は案外芽出しが簡単で、無事成長していたので安心していました。
来年はアドバイスに添って育ててみたいと思います。
購入させて頂いた地生え胡瓜、瓜みたいにコロンとして味、食感も良く、きゅうりの臭みが少なく色々な料理に凄く重宝してます!

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