ネットなどで時々、昔は白い粉の様なブルームが有るキュウリが有った、今の物と違って皮が薄いというのを見かけます。
そのような物は、今も栽培されているのでしょうか、また、種子は手に入るのでしょうか。
「昔は白い粉の様なブルームが有るキュウリが有った」とのことですが、今の胡瓜もブルームがあります。
ただ、店先に並んでいる通常の胡瓜は、ブルームレス台木に接ぎ木された胡瓜から収穫した物が多く、それはブルームがありません。
でも、南瓜に接ぎ木しないで胡瓜を作るか、ブルームレス台木でない南瓜に接ぎ木して胡瓜を作れば、ブルームのある胡瓜になります。
白い粉は珪酸で(それをブルームといいますが)、珪酸を吸収しない南瓜に接ぎ木して胡瓜を作ると、その珪酸が胡瓜から出ないので白くならず、ピカピカのおいしそうに見える胡瓜になり、それをブルームがない胡瓜ということでブルームレス胡瓜と言います。
ただ結果として、皮が厚くおいしくないというのが定説でしたが、最近のブルームレス台木は、味もあまり悪くならないという話もあります。