◆去年購入した熊本中長茄子ですが、「半分くらい色が抜ける実」が生る株があるようです。
苗がたくさんできたのでお裾分けしたのですが、その知人から言われました。この人は畑でほかにも栽培しています。
ヘタは紫、病虫害の跡のようなものもなさそうです。
自分で栽培してる分にもある感じですが、こちらは日照りと虫食いで失敗して確認ができていません。
このような報告は上がっていますか? 何か環境で色が抜けることはあるのでしょうか。
熊本中長茄子は、赤紫色の果皮の茄子ですが、
その色は、アントシアニンの含有量によって左右されます。
このアントシアニンは、光(紫外線)と、温度、草勢によって、成分量が変化するとのことです。
そのため、光(紫外線)を当てるためには、適正な摘葉で採光をよくしておくことが大切になります。
また、果皮色は夜温が低いと発色が良く、逆に夏期の夜温が高い場合は色素含有量が少なくなるため外観の着色が悪くなり、色ぼけ果が発生しやすいとのことです。
そのため、夏期の高温条件下で栽培する場合は、樹勢の強い台木品種を用いたり、栽培管理で樹勢をやや強めに維持管理していくことが大切とのことです。
以上、熊本県農業研究センターの報告からの抜粋です。